旧正月 in 上海

     日本貿易振興会上海センター 鹿児島経済交流部 李維佳


 今年の旧正月は1月24日から30日までの7連休となりました。今までで一番長い旧正月の休みであり、ロングバケーションと言えるでしょう。

 中国の旧正月は日本のお正月のように、大切な祝日と思われています。中国語では旧正月は「春節」(ツゥン ジェー)と言います。普通、大みそかの日に家族みんなが集まり「年夜飯」(中国版お節料理)を食べながら「春節晩会」というテレビ番組を見ます。夜中の12時になると、爆竹と花火の音しか聞こえません。これこそが春節の特色と言えます。今年は大みそかから三日間雨が続きましたが、それにもかかわらず、夜中の11時半から一時間ほど爆竹の音がとまりませんでした。そのとき上海の夜空は明るく綺麗で、本当に眠らない街となりました。旧正月の当日は「正月初一」と言い、必ずおじいさんおばあさんなど年輩の親戚の家に新年の挨拶に行きます。子供たちにとって一番うれしいこととはその場で圧歳銭(お年玉)をもらうことではないでしょうか。

 ところで、今の上海人にとっては、家でぶらぶらして春節を過ごすより上海を出て旅行をする方が少なくありません。特に若い夫婦、核家族、お年寄りだけの夫婦などは長い連休を利用して、国内ないし海外旅行をするのが、この二、三年でかなり増えてきました。おかげで観光業界も利潤が伸びてきています。

 このように「春節」は祝日という意味以外に、連休を利用してリラックスをする新しい意識形成の時代に入ってきたと言えるでしょう。

 中国では春節のほか、メーデー(5月1日−7日)と国慶節(建国記念日・10月1日―7日)の7連休があります。これからも楽しみです。