ニューシンボル of 上海 〜上海新天地〜
     日本貿易振興会上海センター 鹿児島経済交流部 李維佳


 上海と言えば多くの方は国際的な大都市をイメージするでしょう。今年、新たに上海に誕生した「上海新天地」は昔ながらの特色ある建築『石庫門』を再現しました。石庫門は上海の伝統的な建築スタイルであり、住宅の一種として現在まで残っています。石庫門というと、二階または三階建ての家の中に何世帯も住んでいるイメージを持たれるでしょうが、「上海新天地」はこのようなイメージから抜け出して上海のニューシンボルとして登場しました。

 それでは、「上海新天地」とはどういうところでしょう?

 高層ビルの林立する淮海路のすぐ近くにある太倉路に石庫門は並んでいます。昨年(2000年)末に竣工されたばかりの「上海新天地」の建物はすべて中古の煉瓦で建てられました。今年、いろいろな商店が入り始め、5月頃開放されました。広さは3万u、建築面積は6万uもあります。

 「上海新天地」の入口を抜けると「STARBUCKSCOFFEE」のオープンカフェで悠然とコーヒーを飲んでいる人たちが目に入ります。もう少し中に入ると、現代的な雰囲気があふれる街並みが目の前に現れます。フランスレストラン「LA MAISON」、ブラジル焼き肉「Latina」、日本レストラン「日式路辺焼」、日系喫茶店「PAO'S BREAD & COFFEE」、香港系テーマレストラン「琉璃工房」、香港の有名な俳優たちが経営しているレストラン「上海東魅餐飲娯楽センター」といったくつろぎの場以外に、ファッションハウス「Xavier」、刺繍品・刺繍衣類ショップ「上海本色」などの日常生活用品・工芸品を売る中華文化商場(ショップ)も整備されています。そして露天広場では不定期にショーが上演され、人気を博しています。


 世界から注目されている上海は、都市の規模から比べると観光スポットは少ないような気がするかもしれません。しかし「上海新天地」の登場により、芸術家、銀行家、上海駐在の外交官などの目を引き、国際モデル試合、ファッションショー、日本鬼太鼓座、映画の記者会見といった文化活動もここで行われました。

 それでは、上海に目を向けている方々は20世紀初期の上海を「上海新天地」で味わいながら、新しい上海の息吹を体感しましょう。